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CRMにおけるデータ活用-基礎編|即実践できるメールデータ活用例

CRMにおけるデータ活用1【基礎編】

Veevaやその他のCRMツールによるデータの活用が増加しています。

データ活用が進む理由としては、医師とのコミュニケーション向上を促進し、MR活動への気づきを与えたり方針を示したりすることが可能だから、といった点が考えられます。

そこで、MR活動のDX化推進へ取り組む企業様に向けて、CRMにおけるデータの有効活用を基礎・応用・発展の3つのセクションに分けてご紹介いたします。

この記事では基礎編として、Approved Emailの機能を利用したメールデータの活用例を取り上げます。

手軽&効果絶大な“メール”データ活用法

CRMツールを使用することで、日々のMR活動を通してデータが自動的に蓄積されていきます。

このような手軽に集められるデータが、実は想像以上に有益であるケースは珍しくありません。
MR活動の改善に活用されている事例が数多く存在します。

一例として、“メール”から得られる開封数やクリック数のデータなどが挙げられます。

ご紹介する事例を参考に、有効活用する方法を検討してみませんか?

【1】クリック数ランキング上位のフラグメントを活用

フラグメント人気ランキング

メールは医師とのコミュニケーションにおいて有効な手段です。
しかし、「送信したものの見てもらえない」「医師が興味のあるコンテンツがわからない」などのお困りの声も多く寄せられます。

こうした課題に対処するために、医師のコンテンツクリック数などのデータを活用し、フラグメントをランキング形式で表示するアプローチがあります。
人気のフラグメントを素早く取り入れ、インパクトが強いメールの送信数を増やすことで、MR活動の効率性アップが期待できます。

Approved Emailの従来機能を使用するため、導入が容易であるうえ、効率性の向上効果が高いことから、多くの企業様で採用されています。

【2】各医師がメールチェックしている時間帯を可視化

メールチェック時間帯の可視化

せっかくメールを送っても、忙しい医師に開封していただけるとは限りません。
だからこそ、各医師がメールを確認するタイミングに合わせて、送信時間を調整することが理想です。

Approved Emailでは、医師がメールを開封している時間帯について分析・集計できます。
そのため、メールチェックの時間帯を予測し、目に留まりやすいタイミングに送信することが可能です。

また、各医師の開封傾向から重視しているテーマを推測できるので、コミュニケーション活性化の手掛かりにもなります。

まとめ

MRの活動により集まったデータは、マーケティング担当はもちろん、MR自身にとっても非常に価値があります。
データを重視することが、MR自身で次に行うべきアクションを考え、効率よくMR活動を進めていくヒントやきっかけとなるでしょう。

取得したデータは、Veeva CRMのコンテンツカスタマイズによって、複数のデータを組み合わせて可視化できます。
また、MyInsightsをより使いやすくビジュアライズすることも可能です。

データが一目で理解できる状態になっていれば、MRやマーケティング担当を問わず社内における情報共有が容易になります。
ひいては会社全体の生産性を高める契機となるかもしれません。

そこで応用編では、本部や他部署が保持するデータをMR活動に活かす方法について取り上げます。

Veevaの機能を最大限に活かすならビッグエムズワイ

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MR活動の効率化と質向上において、Veevaはあらゆる可能性を秘めています。

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