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CRMにおけるデータ活用-発展編|豊富な外部データを一元管理・活用

このコラムでは、CRMにおけるデータ活用を基礎編・応用編・発展編の3つに分けて紹介しています。
本記事は最後となる発展編です。

基礎編・応用編では、内部のデータに着目してきました。
発展編では外部の専門会社のデータサービス活用についてご紹介いたします。

外部データは、CRMツールを通して整理・可視化することによって、MR活動やマーケティングにおいてなくてはならないデータとして活用することができます。

CRMツールで医療・製薬業界の動向を素早く察知

医師が執筆した論文に関するデータや、競合他社の発注・納品データなど、以前は収集できても活用することは難しかったデータが存在感を強めています。
その背景には、医療業界・製薬業界におけるDX化の波があり、同時にデジタルならではのデータ収集や活用のしやすさに注目が集まっていることがあります。

このように外部データベースとの連携が進む半面、取り込むデータが豊富であるだけに、一元管理ができていなければ運用に支障が出てしまう場合があります。
外部から取得したデータをCRMツールに取り込み、CRMデータと併用。
この方法により、データの一元管理とデータのビジュアライズ化を実現し、データをより活用しやすくすることができます。

そこで今回は、外部データとの連携によって可能となった”お役立ちコンテンツ”を2つピックアップしました。

外部サービスのデータとCRMデータの横断的連携でMR活動を効率化

外部サービスが提供する学会情報や論文情報のデータと、CRMに登録済みの情報を組み合わせることで、MR活動をアシストします。

図のように、MR活動のスケジュールと担当医師に関連する学会情報や論文情報を同じ画面に一括で表示し、次のステップに向けた洞察やプラン決定の作業を効率化します。

情報と機能の集約により、リサーチと同時に予定の作成やメールの送信、ディテーリングの開始など、スムーズに次のステップに進むことができるようになります。

医師のつながりが一目でわかる“関係性一覧マップ”

本コンテンツは、製薬企業様が所有するアカウントデータと論文共同著者などのデータからスコアリングを行い、結果をマッピングしたデータを作成します。

医師同士のつながりを可視化したコンテンツにより、関係の全体像を把握することでMRがディテーリング時の会話やアクションの糸口をつかめます。

MR側からも編集が可能なため、現状の関係性情報を適宜アップデートできます。また、担当医師を別のMRが引き継ぐ際にも、前任MRによる更新済みデータの活用が可能です。

まとめ

今回は外部データベースとCRMデータの連携に関してご紹介いたしました。

新しい環境でも取得済みデータの引き継ぎ・同種の情報を取得できることに加えて、視覚的にわかりやすいコンテンツをMRに提供し、側面支援を強化できる点がマーケティングチームのメリットです。
また、MRはこれを活用し、ディテーリング前の準備や対策が練りやすくなり、質の高い面談に活かせるようになります。

マーケティングチームとMR、どちらにとってもより使いやすい形になるCRMコンテンツを、是非、この機会にご検討ください。

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